辛味が爽快なふっくら衣の"葉生姜と茗荷のフリッター"
ほとばしる刺激的な香り
葉生姜はカリッ、ふわっという衣の食感の後、ガツンとした刺激が口の中にほとばしる。茗荷は中心部分がトロンと柔らかく、マイルドな風味に変身。何はともあれビールで乾杯しよう!
葉生姜と茗荷のフリッターのつくり方
材料 (4人分)
葉生姜 | 10本 |
---|---|
茗荷 | 10個 |
薄力粉 | 1カップ |
ビール | 1カップ |
サラダ油 | 適量 |
レモン | 1/2個 |
塩 | 適量 |
1下準備
葉生姜は葉の部分を10㎝ほどの長さで落とし、株ごとに切り分ける。茗荷はそのままか、好みで縦に二つに切っても。
2衣をつくる
ボウルに薄力粉とビールを合わせて、泡立て器でさっくりと混ぜる。混ぜすぎてビールの泡が消えないように注意。
3揚げる
サラダ油を180度に温める。葉生姜と茗荷を②の衣にくぐらせ、それぞれ1分から1分30秒ほどカラリと揚げる。皿に盛りつけ、レモンと塩を添える。
教える人
松木一浩 「ビオファームまつき」代表
レストランのサービスマンから有機農業の道へ転身。現在は、55種類の野菜を育てつつ、デリやレストランを展開し、日本の新しい農業の形を探求中。
だし汁でつくる豚と冬瓜の和風カレー
冬瓜も夏を代表する野菜です!
だし汁でつくる醤油風味の和風カレー。かくし味の梅干しがいい味わい。
豚と冬瓜のカレーのつくり方
材料 (3~4人分)
豚バラ薄切り肉 | 200g |
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冬瓜 | 正味300g |
玉ねぎ | 1個 |
トマト | 2個(250g) |
にんにく | 1片分(みじん切り) |
生姜 | 1片分(みじん切り) |
梅干し | 2~3個 |
カレー粉 | 大さじ3~4 |
だし汁 | 600ml(鰹昆布だし) |
胡麻油 | 小さじ2 |
サラダ油 | 大さじ2~3 |
醤油 | 大さじ1 1/2~2 |
味醂 | 大さじ1 1/2~2 |
塩 | 少々 |
黒米入りご飯 | 適量 |
1下ごしらえ
冬瓜は種を取りのぞいて皮をむき、厚さ1.5~2cmの一口大に切る。玉ねぎは粗いみじん切りに、トマトは小さめの角切りにする。梅干しは種から実を外して適当にちぎる。
2豚肉の下ごしらえ
豚肉は長さ3cmに切る。熱湯に入れて色が変わるまでさっと湯がき、ザルにあげる。
3炒め合わせる
熱した鍋に胡麻油を入れ、冬瓜を入れて表面が透き通るまで炒め、取り出す。続けてサラダ油を入れて玉ねぎを炒め、透き通ったらにんにくと生姜を加えて炒める。玉ねぎがほんのりきつね色になるまで、時々混ぜながら炒め、トマトを加えて水分をとばすように炒め合わせる。
4調味料を加え煮る
カレー粉を入れて全体になじませ、だし汁を加えて冬瓜を戻し入れる。煮立ってきたら弱火にして、途中で豚肉を加えて7~8分煮る。
5仕上げる
火を止める直前に梅干しを加えてなじませ、醤油、味醂で調味して塩で味をととのえる。
器に黒米入りご飯とカレーを盛る。
教える人
植松良枝 料理研究家
料理研究家。季節感あふれる食と暮らしを提案。忙しい合間を縫って、自らも畑を耕しながら日本の四季を大切に思う。それぞれの季節に寄り添いながら、体の養生を考える。日本ならではの和の味だけにとどまらず、世界を食べ歩いた経験をフルに活用したオリジナリティーあふれる料理が得意。『春夏秋冬 土用で暮らす:五季でめぐる日本の暦』(主婦と生活社)、『バスクバルレシピブック』(誠文堂新光社)など著書も多数。