喉越しを楽しむ"抹茶わらび餅"
プルプル食感が心地よい
強烈な緑色が、この季節によく合う抹茶のわらび餅です。なんとも言えない“ぷるん”とした食感が、喉に気持ちいい。仕上げの抹茶きな粉の香りが、後からグングン効いてきます。
- 抹茶の扱い 四カ条
- その一 日本茶専門店の抹茶を使う
製菓用の抹茶でもいいが、日本茶専門店の抹茶でつくってみよう。価格は手頃なものでも大丈夫。抹茶独特の苦味や味わいはもちろん、鮮やかな緑色と香りは別物である。
その二 使う前に、必ずふるう
抹茶は繊維が強いのでダマになりやすい。茶漉しでふるうことで 細かな粒状になり、よりなめらかな舌ざわりになる。このひと手間が、仕上がりを格段に上等にする。面倒だからと省くなかれ。
その三 ケチらず、欲張らず、分量通りに
抹茶は贅沢品だから色がつく程度にふりかければ……、なんて大きな間違い。だからといって多すぎると苦味ばかりが前面に出る。分量をきちんと量り、最高の香りと風味を引き出そう。
その四 砂糖とよく混ぜ合わせる
抹茶を水に溶かすには茶せんが便利だが、なくても大丈夫。あらかじめ砂糖と合わせることによって、抹茶が溶けやすい状態に。ダマになりにくく、菓子づくりがスムーズになる。
抹茶わらび餅のつくり方
材料 (4人分/21cm×16.5cm×高さ3cmのバット1台分)
抹茶 | 小さじ1 |
---|---|
砂糖 | 40g |
わらび粉 | 50g |
★ 抹茶きな粉 | |
・ 抹茶 | 小さじ1 |
・ 砂糖 | 大さじ2 |
・ きな粉 | 小さじ2 |
・ 塩 | ひとつまみ |
1抹茶きな粉をつくる
抹茶きな粉の材料を混ぜ合わせ、半量をバットにふるっておく。こうすることで、わらび餅がバットにくっつくのを防ぐ。
2わらび粉と混ぜる
ボウルに抹茶と砂糖を入れて混ぜ合わせ、わらび粉と水350mlを加えてスプーンなどでよく混ぜる。
3火にかける
2を漉しながら鍋に移し、中火にかける。ゆっくりとゴムベラで混ぜ続ける。
4勢いよく混ぜる
底に白っぽい塊ができたら弱火にし、グルグルと勢いよく混ぜる。
5冷ます
全体に透明感が出てきたら、1に静かに流し入れ、常温に30分間置いて冷ます。冷蔵庫に入れると食感が悪くなるので必ず常温で。
6仕上げ
冷めたら、バットの周囲をゴムベラで一周させ、ちぎれないようにまな板の上にすべり出させる。食べやすい大きさに切り分けて器に盛り、残りの抹茶きな粉をかける。